先日手に入れたDR-70Dです。 機能が多いです(^o^) 頭を整理するためにリファレンスマニュアル(PDF)を読みながら、 普段設定しておくパラメータを考えました。 今の僕に必要なところだけですが、 役立つ人が居るかもしれません。 なお、カメラとの連動機能は使っていません。

DR-70D
DR-70D。高性能デジタル録音機として使います。

僕のPC環境はマイナーですが問題なし

僕のPC環境はNUC8i3BEKにUbuntu20.04LTSを導入したものです。 DR-70Dのマニュアルでは対応OSになっていませんが、 USB Storageクラスでの接続は問題なく行えます。

なお、DR-70DとPCの接続は、パワードのUSB HUBを介しています。 これもマニュアルでは推奨してませんが、 パワードとは書いていませんので。

DR-70Dの印象は

この手の機材にうんちく はないので、おこがましいとは思いますが印象ぐらいのところで。

専門機材としてすごくいいポジションだと思います。 多機能なんですが、無駄な機能はないという印象です。 良い勉強になりました。

これを超えると、専門機材じゃなくて統合機材になってしまう。 例えば、WiFi接続を駆使してDAWとリアルに連携して云々とか。 僕の場合はそんなモノ要らないので。 どうせUbuntuの世界の話ではないと思いますし。

DR-70Dは宅録で使います

録音機材はマイク、ミキサー、録音機の三点セットです。 DR-70Dはこの録音機というところにハマります。 マイクとミキサーで纏められたアナログ音源を、 高性能に録音してくれる存在です。

電源の確保

テスト録音を始める前に電源を確保しました。

電源は単3電池4本、USBバスパワー、 ACアダプタ、バッテリーパックのオプションが用意されています。

作業に時間がかかるので、USBバスパワーを使います。 丁度卓上にある、パワードのUSB HUBで起動できました。 ちなみに付属品のUSBケーブルを使いましょう。 安心です。

電源が切れている状態で、 USBケーブルを繋いで、 電源を投入すると、 USB SELECT画面が出て、BUS POWERとSTORAGEを選べます。

BUS POWERはUSB電源で録音機能が使えます。
STORAGEはUSBでStorageとしてPCに接続できます。
両方同時にやれません。

電源を再投入するたびに選択することができます。

録音を記録するSDメディア

コンビニで買った、普通のToshiba SD 16GBを入れています。 問題無く動作するようでした。

マニュアルによると128GB容量まで使えるようです。 16GBですと最高音質で8時間まで録音できます。

宅録時のDR-70D設定(我流)

僕の設定を説明します。 ミキサーからの出力をL/R別に入れて録音する場合が主です。 この場合は1/L、2/R端子を使います。

説明文の中でCH1とか1/Lなどの記述がありますが、 チャンネル名と端子名の違いです。 対応表を添えます。

端子名 チャンネル名
1/L CH1
2/R CH2
3/L CH3
4/R CH4

チャンネルはEXT IN 1/2端子につなぎ替えることも可能です。

データシート
この図の「普段使いの設定内容」を説明します。
par1 par2 setting 説明
MONITOR     モニターの接続に関して
ヘッドフォンを使います
  MONITOR SEL MIX モニターに全ての音をMIXして出す
  OUTPUT LEVEL 0db 音量はボリュームダイアルで調整できる
  OUTPUT GAIN LINE LINE出力ですね
BASIC     チャネルの設定
  RECORD CH1-CH4:ON 全チャネル録音対象とする
  PAN CH1,CH3:LEFT12
CH2,CH4:RIGHT12
マイクの定位は初期値です
  GAIN CH1-CH2:MID 入力レベルはMIDで
  INPUT1/2 CH1-CH2:XLR/TRS CH1-CH2は外部からTRSで
EXT INは考えない
  INPUT3/4 CH3-CH4:MIC CH3-CH4は内蔵マイク入力に
INPUT     チャネルの録音効果
  INPUT GAIN CH1-CH2:LINE
CH3-CH4:MIC
CH1-CH2はライン
CH3-CH4はマイク
  LIMITTER CH1-CH4:OFF リミッターをかけない
  LOW CUT CH1-CH4:OFF ローカットをしない
  DELAY CH1:Ref.
CH2-CH4:0ms
チャンネルのディレイを考慮しない
  PHASE CH1-CH4:OFF 位相を調整しない
RECORD     録音に関して
  FILE TYPE 2MIX ステレオ出力
  FORMAT WAV 24bit WAV形式、分解能24bit
  SAMPLE 98k サンプリング周波数
  DUAL REC OFF 裏取りはしない

ミキサーからの入力で録音する

1/L、2/Rの端子を使います。 ミキサーからはL/R別にフォンジャックで繋ぎます。

基本的にはミキサーの方でレベルを調整します。 微調整はバックパネルの対応ボリュームダイアルで調整します。

3/L、4/R端子の入力レベルはMINにしておきます。

この場合、1/L端子はCH1に、1/R端子はCH2に繋がっています。

内蔵マイクで録音する

3/L、4/Rチャネルを使います。

入力レベルはバックパネルの対応ボリュームダイアルで調整します。

この場合、内蔵マイクのLはCH1に、RはCH2に繋がっています。

EXT IN 1/2端子から録音する

音楽プレイヤーからコピーする際などに使用します。 ステレオミニジャックで入力できます。 プラグインパワーに対応しています。

この場合には設定の変更が必要です。 EXT IN 1/2端子をCH1、CH2に対応させるのです。

このために下記の設定変更をします。
MENU-BASIC-INPUT1/2をEXT STEREOに設定します。

入力レベルはバックパネルの対応ボリュームダイアルで調整します。

作業後は表のように設定を復旧しておきます。

入力ソースを増やす

環境音を録るためなどで、入力ソースを増やしたい時には、 マイクを使うか、LINEで入力します。 ただし、通常はミキサーの方で処理していますので、 そんなに必要性を感じてはいません。

マイクを増やす際には、 データシートを参考にして変更することができます。 僕は3/Lと4/R端子を使うようにしています。 これ以上は考えてません。機材もないですし。

データシートの「コンデンサマイク使用時に変更」にあるように、 使うチャンネルの入力ソースを変更します。
MENU-BASIC-INPUT3/4をXLR/TRSに変更

更にコンデンサーマイクだったら、PHANTOM電源を設定します。
MENU-INPUT-INPUT GAINをMIC+PHANTOMに変更
この際に、マイクが繋がっていなければなりません。 また、録音休止中にPHANTOM電圧を指定します。
MENU-MIC-PHANTOM VOLTをマイクに合ったものに
24Vか48Vです。僕のマイクは48Vです。

入力レベルはバックパネルの対応ボリュームダイアルで調整します。

作業後は表のように設定を復旧しておきます。

MSマイクを使う場合。

機材不足で確認できていません。

録音した音源は

電源のところで説明したように電源をSTORAGEモードで起ち上げると、 PCに繋がっています。 これは僕のPCと共通のパワードUSB HUBにつなげているからです。 そうではない方はPCにつなげる必要があります。 又はSDを取り出してPCに入れる必要があります。

通常はプロジェクトごとにフォルダを作っているでしょうから、 フォルダごとコピーします。

後はお好きなDAWなどで、お化粧することになるでしょう。 もちろん、そのままでという方でも、MP3に変換するぐらいはしますよね。

Audacity画面
Audacityへ読み込ませた画面。 ここまではWAVを踏襲していますが、 MP3に変換したりすると出力がダウングレードします。

ここは時間がゆっくり流れます。 宅録での録音のお話でした。 DR-70D内蔵マイクだけの録音は、 あまりにも簡単に使えるやつです。 もっと使える場面があると思うので、 楽しみです。