Midnight Commanderは古くからあるUnix系OSのコマンドです。 所謂ファイラーという機能を持っています。 WindowsやMacにもあるファイルを一覧するあれです。 久し振りに触ってみましたが、かなり使えるので、 ここのブログ記事を書くときの操作を例題にして、 ご紹介しましょう。 マウスを使わなくても作業ができるんだよ、です。

作業環境

例によって、僕の環境はUbuntu20.04LTS日本語Remix搭載の、 NUC8i3BEKです。 X環境を使用しています。

写真はもうあることに

今日、定点観測している公園で写真を取ってきたので、 それを2枚使います。

mcコマンド画面の基本操作

ターミナルでmcコマンドを投入すると、 下記の画面がターミナルに出ます。

起動後の画面
懐かしいなあ。FDとか思い出すなあ。

基本的操作を更に表にしました。

要求 操作
左右パネルの移動 Tab
上下移動 矢印で移動して選択状態になる
選択ファイルに対する標準操作 下にガイドがあります。ファンクションキーを押します。
選択ファイルに対するコマンド入力 F2,@を入力するとコマンド入力画面になる
ディレクトリ移動 下段にcdコマンド入力
全画面のターミナルを開く Ctrl-oで今居る側のターミナルが開きます。もう一回押せば戻ります。
終了 F10

これだけ覚えたらなんとかできそうです。 mcコマンドの機能はこんなもんじゃないですが、 僕の簡単なブログ作業では、 ということですね。

写真を取り込もう

カメラからSDカードを出して、USBアダプターに取り付けました。 ここからお目当ての写真を2枚取り出します。

まずはTabで右側へ行きます。 下段のコマンド行にcdコマンドを打ち込んで、 SDカードの目的のディレクトリへ行きます。 この辺はご存知だと仮定してます。

画像ファイルがいっぱい並んでいます。 お目当ての写真を探しましょう。

RAWファイルは駄目ですよ^_^

SD
SDカードの中に入っています。

ファイル名を選択してEnterすると、 画像ビューワが立ち上がって、 画像を確認することができます。

1枚め
画像を表示した様子。次々に進める。

この画像ビューワを手繰って行って、 写真を見つけました。 ファイル名:IMG_1820.JPGを確認してmc上で選択状態にします。

次にTabで左に行ってから、 取込み先のディレクトリを作ります。

cdコマンドで移動してから、 mkdirコマンドか、F7でディレクトリを作ります。

F7で”2020-05-29-mc-test”と言うディレクトリを作りました。 今ディレクトリに入りましょう。

記事写真用Dir
ここへ取り込むことにしました。

この状態にしておいて、今度は右に移って、 移送する予定のIMG_1820.JPGファイルが選択済なのを確認してから、 F5でコピーを指示すると、詳しい操作画面が浮かびますが、 そのままでコピー先が入っているので、OKすると、 左側に同じ名前が入ってコピーされたことが分かります。

同様にIMG_1821.JPGファイルもコピーします。 これで採用したファイルの取り込みが終わりました。

記事写真用Dir中身
取り込んでる様子です。

SDカードは抜いておきましょう。 但し、SDカードから出てからですよ。 でないと、赤い画面で警告されます。

取り込んだ写真を加工する

Webに乗せるので、軽量化とか、サイズとかを調整します。 僕はこの辺を便利なシェルコマンドにしてあります。

  • 2web:軽量化してExifを消去します。
  • catch:キャッチ画像に加工します。

それでは左側に移動しましょう(Tabですね)。 ここには取り込み済の写真が2つ表示されています。 このJPGファイル夫々に上記のシェルコマンドを適用します。

まず、最初のIMG_1820.JPGを選択して、 F2でメニューを起動します。 次に@を入力すると、コマンド入力画面が浮かびますので、 2webと入力します。 これは2web IMG_1820.JPGと入力したことになるのです。 <はい>で実行されます。 同様にしてIMG_1821.JPGファイルにも適用します。 更にこのファイルをキャッチ画像にしたいので、 catchシェルコマンドを適用します。

記事写真用Dir中身
取り込んでる様子です。

これで写真の準備ができました。

記事本文の中で画像のファイル名を使うのですが、 何だったか忘れてしまいそうです。 Ctrl-oでコンソールを広げて、 lsで出したファイル名一覧をどこかへメモしましょう。 メモしてある場合は、大丈夫ですね。

記事写真用Dir中身
取り込んでる様子です。

記事の本文を書く

本文はMark Down形式で書くので、エディターを使います。 僕はUbuntu標準装備のnanoを使っています。 今回使っているmcコマンドはnanoを使うように定義されていました。 mcには自分の標準品があるのですが、 僕は有り難くnanoを使います。

右に移って、本文を置くディレクトリへ移動します。 適当な過去ブログをコピーして土台にしましょう。 2020-05-24-egg-sand.mdを./2020-05-29-mc-test.mdへコピーします。 コピー画面が浮かんで入力しますが、 履歴が残っているのでそれを利用できます。 カレントディレクトリにコピーなら./をおまじないにしましょう。 この辺は慣れが要るところです。

記事のコピー
記事をコピーしている様子です。

さて、2020-05-29-mc-test.mdを編集します。 選択してF4で編集できます。 使い慣れたnanoが起動されるので、使い勝手はいつもどおりです。

記事の編集
記事を編集している様子です。

プレビュー

できたので、プレビューです。

Ctrl-oでコマンドラインを広げます。 プロジェクトのトップディレクトリに行きます。 ブログを再生成して、プレビュー用サーバーを立ち上げます。 jekyll server ブラウザから見ると、出来ています。

テスト環境起動
テスト環境が無事に起動しました。
テスト環境のプレビュー
記事をプレビューしている様子です。

本番サーバーへ反映

これは別のお話ですね。

最後に

ファイルを扱うのがPC作業の基本です。 そして、テキストファイルの世界で遊びたいと思っています。

そんな僕にはmcコマンドは大きな可能性です。

勝手なことを書いてしまいました。 仕事人な方には笑いものでしょうけど、 良いものに再開した気分です。