4月16日に購入していた本をやっと読み終わったので、 感想を一言。 山田五郎さんの著した、闇の西洋絵画史の悪魔編だ。 断片的に見聞きしていた絵画や知識が整理されて示されているので、 簡単に入門したい人には良いガイドになるでしょう。 今回は個人的偏見での読書感想です。

妖しくも美しい西洋絵画史

なかなか大人の雰囲気を醸しています。 人には中々言えないけど、こうだよね? なってところの闇の絵画史。

帯から引用しましょう。

影があるから光が見える。
暗闇から浮かび上がる西洋絵画の本質。
西洋絵画には、教科書には載せられない「影の名画」もあれば、 逆によく見る名画に「影の意味」が隠されていることもあります。 けれども、今日の感覚では不健全と思える表現や寓意も、 描かれた背景を知れば納得でき、見え方が変わってくるはずです。 西洋絵画の本質は、その最大の特徴である陰影法と同様に、 光のあたる表面だけではなく闇の側面も見ることで、 はじめて立体的に浮かびあがってくるのではないでしょうか。 ーー山田五郎

う〜〜んこの引用だけで感想文が終わってしまいます。

キリスト教での悪魔

キリスト教での悪魔の本筋はデビル(devil)なんだそうです。 そしてデビル=サタン。 その正体は、神に背いて地上に堕とされた天使なのだそう。

この辺はご存知の方も多いでしょうね。 色んな所で引用されいるし。

この悪魔編では沢山の関連する絵画を揚げて悪魔について語っています。 悪魔ばかりではありません。 関連する人物や魔物についても書かれていて、 このソースだけでゲームが一つ出来上がりそうです。

思想と感覚

今まで悍ましいとしか感じなかった絵画に込められた、 思想や感覚があったことを知って、興味を持てるようになりました。

最初の1編を手に取ったわけですが、今後の9篇をどうしようか悩んでいます。

リンク:悪魔 (アルケミスト双書 闇の西洋絵画史〈1〉) 山田 五郎 Amazon

悪魔
発行元の創元社ではボックスで売っていて、お安いです。

本当にこの手の本を鑑賞することはないと思っていました。 山田五郎氏は凄いですね。