クラシックギターを演奏する趣味を楽しんでいます。 以前から気になっていたことがありました。 プロの演奏家が楽譜を電子デバイスで参照していらっしゃるのです。 デジタル関係のギミックが大好物な僕としてはとても気になります。 そしてこの5月15日の福田進一氏の演奏会でも使っていられるのを確認。 真似してみようかな。 今回はそんなお話です。

僕の環境はUbuntu日本語、Brother多機能プリンタ、docomo HR01、 を使用しています。ご注意下さい。 以下の記事は特にお断りせずに書いています。

楽譜を電子化するメリットは

兎に角、劣化しないことです

紙媒体ですと、光や湿気や昆虫などで被害が出るのですが、 電子的に管理されているとそんな心配はいりません。

補足:電子的な保管が永久的かという命題は難しいです。 商品のCDでさえ劣化していくのです。 実際のデータセンターでは、 定期的にデータを新しい記録媒体に移してリフレッシュしています。

電子化した楽譜の取扱が自由なことです

電子的な記録形式としてはPDFを採用します。 PDFはAdobe社主導で広まっており、 その取扱にはほぼ無料のPCやスマホの製品群が存在しています。 下記の製品を検討するまでもなく、 僕のPC環境のPDFリーダーには✎マークが表示されています。 運用していくと解ると思いますが、これは大きい。

Adobe Creative Cloudについて【アドビ公式】

楽譜をPDF形式に変換して、Googleドキュメントとしてクラウドに上げます。

以降は、電子端末やPCの間で楽譜を共有できますし、

Googleドキュメントアプリをスマホで使えば、 出先で楽譜を読むことも出来ます。

忘れた部分を思い出す際にはとても便利です。

これを実現するには、グーグルアカウントを持っていることが前提です。 Apple製品の上でもグーグルドキュメントは使えます。

紙媒体に変換する、つまり印刷するのはいつでも可能です。 自宅以外ならコンビニで印刷することも出来ます。

【コンビニプリント】Googleドキュメントをセブンイレブンのマルチコピー機で印刷してみました。定年前の女がプリントアウトしてみたよ! - YouTube

ハンズオン!やってみる

楽譜の用意

手許に楽譜を用意します。 今練習しているエチュードを使います。 「楽しく学べるギターテキスト 佐野正孝著」より、 「練習53エチュード」です。

テキストの楽譜をスキャンして画像ファイルを作り、 PCの作業場所へ取り込みます。

楽譜の画像
スキャンしてPCに取り込み、 余分を切り取ったり、画質を調整してあります。

画像をPDFへ変換する

この画像を下記のようにImageMagicのconvertコマンドでPDFに変換します。 なお、PDFファイルの名前は後から混乱しないようなものにすべきで、 画像では「練習53エチュード.pdf」というように命名しています。 勿論、上位にテキスト名のフォルダが存在していることを考慮してあります。

convertコマンド例題
中段に見えるconvertコマンドでPDFに返還しています。 次のlsコマンドでreidai.pdfが出力されているのが見えます。
PDF例
出来たPDFを開いてみると、 このように見えます。 ページの大きさに合わせたり、拡大縮小で表示したり出来ます。
スマホで表示例
スマホでの表示はこのようになります。 もう少し大きな、せめて8インチの画面が欲しいな。 見えないこともないんですが。

楽譜が数ページに渡る場合には、

‘convert a.jpg b.jpg c.jpg out.pdf’

のようにページの順番に並べればその順でページが出来ます。

PDFをGoogleドキュメントへ上げる

こうすることで、何処にいてもスマホのような端末さえあれば、 楽譜にアクセスすることが可能になります。 正にクラウドの効果です。

僕の場合にはファイルユーティリティのドライブ欄に、 GoogleアカウントでGoogleドキュメントがマウントされているので、 あたかも自分のPCのドライブ間のように、 コピーや移動させれば済みます。

そして移動結果の様子はこの通り。 Googleドキュメントの中の様子です。

用意のディレクトリ
ジャンルやBook毎にディレクトリを用意しておきます。 「テキスト#1」とは今教室で使っているテキスト本のことです。 ここへ入れている楽譜の様子は次です。
楽譜PDF達
「テキスト#1」の中には現在練習中の曲の楽譜を入れてあります。 今は「練習49浜辺の歌」「練習53エチュード」です。 徐々に全曲入れる予定です。 忙しくなるので、必要に応じてがコツですね。

本格的に演奏の際に使用する

これを実現するには、僕では無理があります。

  1. 経費が出ない:結構な金額が必要です。 A4(A3)の大きなモニター、それの支持アームと台、制御用ペダル等々
  2. そこまでやる必要もない:人前で演奏する際は暗譜が基本です。 合奏と重奏はお休み中です。
  3. それよりも:練習に必要な機能だけにしておくことが。。。

楽譜データそのものを管理する

作曲や編曲の活動を行っているわけではないので、 楽譜そのもので十分です。

いつかはとも思いますが、間に合わないでしょう。


楽譜電子化作戦でした。 結局手持ちの機材で解決させたのですが、 さして不便を感じていません。 今回はPDFでの管理でしたが、 楽譜データそのものを管理する考え方もあります。 僕にとっては夢のようなお話です。 楽譜のページめくりを足で蹴りながら演奏するなんて、 格好良いですよね。 エレキギターのエフェクターを使っているみたいです。