多治見へ小旅行しました。カテゴリーは「僕旅」です。 地元の旧友が案内してくれたので快適な旅になりました。

更新:2019-05-29 友人のご指摘を吸収

友人からのお誘いに「乗った」

「健康維持のため昨年末から『NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会』 に参加し、自然の中で毎週汗を流しています。」 と友人から観光のお誘いが来たので受諾。

メールでやり取りした結果、1泊旅行ということになった。 かれのキュレーションにお任せということで、 ”愛岐トンネル群”、”タイルミュージアム”、”苗木城址” ぐらいの希望を出させてもらった。

何も考えずに彼の車に乗っていればいいという、 とんでも極楽旅という状況。

旅程は下記のごとし

出発:令和元年5月13日品川より新幹線
ぷらん1:愛岐トンネル観光
ぷらん2:多治見界隈フリー観光
宿泊:友人自宅にて:HiFiにDACを導入
ぷらん3:苗木城址・中津川界隈観光(岐阜県)
ぷらん4:奈良井宿観光(長野県)
帰路:令和元年5月14日塩尻よりあずさ

名古屋駅に向かうのぞみは快適

妙に気合が入ってしまってタイマーどおりに5時起床。 品川駅6:00時発のぞみ99号に乗車。 名古屋へは約90分で到着予定だ。

いつもの弁当屋は全部開店して無くて、 改札手前の東海パッセンジャーズで 「朝のおむすび弁当」+お茶を購入。 セット指定のお茶にすると安いらしいが「そのままで」。

プラットホームが空いているので歩きやすく、 なんとなく1号車方面へ歩いて行って乗車したが、 なんと意図せず1C席に座れてしまった。 ここの丈夫なテーブルを前から狙っていたのを思い出したよ。 使うときが来るとは思っていなかった。 充電器のコンセントもあるし、WiFiもあるんだよね? ここは立派な思考空間として成立していると思う。 ワゴン販売もここが始発だしね。(現に2回目の前から出発した)

無駄に開け広げな思考にふけっていると1時限分の時間が過ぎて名古屋到着。

名古屋駅にて乗り換え時に

ここで買い物しないといけない。知り合いに「ゆかり煎餅」を頼まれた。 ここでお約束が起こる。 改札で「途中下車させてください。」と声を掛けると「追加料金が出と入りで二回必要になります」新幹線で乗り継ぎするとお得になっているから、途中下車するとそのサービスが解除されるのだそうだ。 ダメ元で「ゆかり煎餅はエキナカにありますか?」と聞いたら「あそこのキオスクにあると思うんですが」とのこと。新聞を買う列についてお土産を買うことが出来た。

切れたらいかん。丁寧に聞けば何とかなるもんだ。 中央線に乗り換えて高蔵寺に向かったのだった。

高蔵寺でのんびり待ち合わせする

途中の車内は通学途中の中高生が目立ったが 騒ぐでもなく落ち着いた感じで好印象。

8:05時時に高蔵寺到着。品川駅から2時間の旅だった。早い。 ここが春日井市なんだとはまるで思えない。 「千歳烏山とかかな?」と言う感覚だ。

後付しよう。ここは愛知県春日井市高蔵寺駅で、中央本線と愛知環状鉄道が合流するターミナル駅である。高蔵寺ニュータウンが名高い。航空自衛隊の分屯基地がある。熱田神宮の高倉明神がある。古墳群や7世紀後半の古窯跡がある。

ここで友人と待ち合わせる予定だがまだ2時間あるので 少し散歩してからミスドに入って、”コーヒーお代り無限”の世界へ。 モーニングドリンクAセットとハニーディップを注文。

う〜〜ん、珈琲が美味い。 気のせいか自分が煎れる珈琲に近い味だ。 早朝シフトメンバーの高齢者が煎れているせいだな、きっと。 そのメンバーが入れ替わってゆくのに従って味が変わってゆくので想像通り。 なんて解りやすいんだろう。

高蔵寺駅のミスドにて

にっこりして「おかわりはいかがですか」と聞かれて、5杯目で遠慮しといた。 「南口はこちらの方ですか」「そうです」ありがとう。

ポストの傍のベンチはちょうど日陰になっているので待ち合わせに最適。 向こうに見える駐車場を眺めていた。

そして旧友と合流。 挨拶もそこそこに彼の愛車で愛岐トンネル群へ向かうべく 庄内川の上流へ向かった。

愛岐トンネル群を巡る

友人がボランティアで作業している愛岐トンネル群は、 庄内川に沿っていて旧国鉄中央線廃線なのだそう。 今回は友人の付き添いがあるので、 公開時期ではないのに入ることが出来た。

愛岐トンネルのコラージュ

2007年に市民グループを結成後、 1009年にNPO法人化(NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会)、 2014年にナショナルトラストに依る敷地取得、 2016年に登録有形文化財に認定されている。

愛岐トンネルのパンフレット(表)

愛岐トンネルのパンフレット(裏)

地域に眠っていた廃線のトンネルを一般に公開できる状態にまで 蘇らせた市民パワーは、 決して激しいものではなく淡々とした郷土への愛情が感じられる。

昔のエンジニア世代がまだ活躍しているのだそうで、 そういう地力があってこそと思う。 そして郷土への愛があってこそとも。

いやしかし都会でもあり得る話かも知れない。 僕の目が向いていないので見過ごしているかも。 探してみようと思う、そういうものを。 郷土愛はないかも知れないが、地元愛はあると思っているので。

さてカメラを取り出す段になって、「三脚忘れた」のだった。 これで200mmが使えなくなったが、諦めるしか無い。

散策マップの3号トンネルから6号トンネルまで踏破した。 その先は岐阜県都の県境で行き止まり。 岐阜県の許可がないので先に行けないのだそうだ。

トンネル内は未だ不整地も多いのでお洒落な靴ではとても危険に感じる。 僕は老人スニーカーだから足首を捻ることもなく歩けたが。 訪れた人も増えたので観光資源として認知されることで予算が付き 立派な保存施設になっていくことだろう。

さて昼食を摂る場所にはあれこれ迷ったが行程中程の東屋に腰を下ろす。 弁当を友人とご一緒するのは日比谷公園以来だ。 このようなところで次の機会があるとは、ちょっと感激。 おっと毛虫が手のひらを這っているのはご愛嬌だが。

ここからは庄内川の河原に降りて玉野堰堤を見物しながら 駐車場へ戻る。 それにしてもよくここまで入ってこられるものだ。 三菱デリカは大きいぞ。

愛岐トンネル群再生作業報告(by 友人)

5月27日(月曜)のメールで現在の様子をお伝えする。 ご精勤ご苦労様です。

トンネル作業で入り口階段を上りやすくする改修が
先週から始まり、3トンほどの土砂を堀上げ、
枕木で階段整備の土木作業をしており、
作業を終えるとぐったりの日々が続きました。
昨日ほぼ完成。

多治見市内の観光

郷土愛に溢れる友人は多治見を丁寧に案内してくれました。

多治見駅前

最高気温ネタで必ずと言っていいほど顔を出す多治見市。 駅前にあるデジタル表示の温度計も馴染みだ。

多治見駅前温度計

多治見修道院

北海道のトラピスト修道院は勿論故郷の名所なんだが 多治見にも多治見修道院があった。 坂道を登ると正面門の目の前だ。 催事は何も無いようで裏にある施設の方に回っても人気無し。 再び正面に回ったら女性が一人入ってきた。 如何にも事務系な様子だが特に期待しているところはなかったから 首肯して見送る。 詳しくはリンクをご覧頂くとして、 僕としては多治見修道院が経済的にも活動していることを見て、 宗教に生きる逞しさを感じたのでした。

心残りはワイン用のぶどう畑がまだ観光するには早かったこと。 次回は紅葉の頃に来ようと思う。

多治見修道院コラージュ

虎渓山・永保寺

虎渓山・永保寺は広大な敷地を誇る禅寺です。 近隣の善男善女に親しまれているのだとか。 確かに懐の深い包容力がありそうな佇まい。

珍しい焼物の大灯籠が建っています。 これは観たことがないなあ。 石の灯籠より見栄えすると思う。

鎌倉時代(1313年)に開創された、小高い虎渓山に佇む禅寺。
鎌倉末期に建てられた「観音堂」と「開山堂」は国宝に指定され、
池泉回遊式庭園は国の名勝に指定されています。

平成29年末の”行く年くる年”ではここの鐘つき堂が放送されたらしいが、 その時間は東急ジルベスターコンサートのカウントダウンを狙って 別チャンネルを観てた。

ここのお庭は素晴らしく、歩いて回るだけで半日過ごせそうだ。 どこかのご婦人達と出会ってカメラのシャッターを押して差し上げることに。 ご婦人のカメラはコンデジじゃなくてPadなんでした。

「ちゃんと確認するのよ」「あ、よく撮れてる」合格したようです僕。

永保寺コラージュ

幸兵衛窯

多治見と言えば焼き物の郷だ。 友人の実家もその業界であったそうで、専門知識が豊富だ。 ガイドとしては好適と言える。 そんな彼の説明を聴きながら幸兵衛窯にお邪魔した。

パンフレットには1804年から七代続いている窯元とある。 中近東の影響ある作品を眺めながら回っていると、 プロ写真家が撮影しているのに出会う。 七代に渡って商業的にも成立させねばならない 宿命は大変なものだったろうと思う。

昔使っていた登り窯が展示されていて、 友人の説明に昔の苦労を思う。 思ったものが目の前に現れるのはツキの世界かも、とも思う。 濡れ縁に腰掛けて目の前に窯を眺めていると時を忘れそうだ。

商品の展示場で薄手のカップをお土産にする。 友人によれば手書きのものだそう。 実際にそのペルシャ模様が気に入った。 自由な絵柄の配置も遊び心があってとても良いし、 2個セットなので二人の娘にちょうどいい。

因みに入場券やらなんやらで結構割り引いて頂けたのは嬉しかった。

七代加藤幸兵衛指導のもと作られる、代表的なペルシャ模様の鮮やかなフリーカップです。

市之倉さかずき美術館にて

幸兵衛窯の入場券を購入した時にこの場所の入場券もついてくる。 清水焼きの盃が割れたので補充しようか迷っていると、友人からサプライズ。

「お誕生日だから」と言って娘達に買ったカップを一個。 照れちゃいました。今日は僕の誕生日だったんでした。 ありがとう。冷蔵庫で冷やしながら常用しますね。

タイルミュージアムにて

タイルミュジアムのコラージュ

娘達が曰く「ここのお土産が欲しい」だった。 実際に訪問した感じでは新しい価値観やデザインを産もうとしているらしい。 TVでも紹介されているので娘達は其れで知ったのだろう。

友人は実家がタイルに関わっていたこともあるので、 聞けば聞くほど深い話になりそう。 昭和の時代に台所やトイレ、風呂場と言った水回りの耐久性と 装飾性に大きく貢献した模様がパネルになっている。 そして今はその復権を狙っているわけですね。

商品コーナーではタイル素材を楽しむための規格品が並んでいる。 とても綺麗だし、清潔感がある。 ご要望に合わせてタイルお試しセットを購入。 枠とセメントと紙コップに入れ放題の細かなタイルセットだ。 何かを作るらしいが教えてはくれない。

本日の宿泊処は友人宅

何から何までお世話になって申し訳ない。

HiFiを弄る

さてWiFiではない。HiFiのお話です。

Hi-Fi(ハイファイ)とは、字義的には、
High Fidelity(高忠実度、高再現性)の略語であり、
音響機器などにおいて「原音や原画に忠実な再現」
という意味を持つ。また、録音や録画し再生する場合に
発生するノイズやひずみが、最小限に抑えられている、
といったことをいう。

友人の趣味の一つがオーディオでアンプ類は真空管で造っている。 出来合いではなく造っているのだ。 最近リタイアした彼は放って置いてた再生セットをレストアして 見事に再生させた。スピーカーまでもだ。

ところが「ハイレゾの再生はどうするのか教えてちょ-」などと、 本当は解っているくせに聞いてくる。 DACでCD品質を超える性能を持ったのを用意して持ってくことにした。

結果、なれないWindowsソフトで再生させることに成功。 良かったなあ、動かなかったら僕の座る場所もない。

友人宅のアンプ類

本日のディナーは鰻

無事にDACが稼働した後は鰻で歓待された。

ここの名物は過酷な窯の労働に従事していた人たちが 愛したスタミナ食品というやつだ。 そう言えば江戸時代の下町深川あたりにもそんな 言い伝えがあったな。

処は確か”うな千”。 うな重を頂きました。 ここの鰻は関東風に蒸したやつではない。 でも脂肪分は軽やかでしつこく感じない。 香りだって爽やかだし。 何も掛けず出されたままで、食す。 僕の食文化では鰻について関西も関東も行けるね。

手間暇掛ければ柔らかくて美味しいのは当たり前。 なんて料理と調理のお話になりそうだから回避。

ひたすら美味い鰻でありました。

ディナーは鰻

「多摩川でも外道で鰻がかかったのを見たよ」「あそこじゃ食えないだろう」 「そのとおり」なんて会話を楽しんだのでした。

お互いに(奥様も)似たような年だから余計な話題は要らないのが良かったな。

友人宅 朝の様子

翌朝、薄曇りだがまだ雨は来ていない。

友人お手製の朝食を頂く。 はじめての経験だがごく普通なのですんなり食べられる。 僕の作った朝食を食べようとは思わないで欲しい。 朝からカレーだったりするから。

苗木城へ出かける前に友人宅のお庭の花を撮らせて頂く。 奥様の苦新作。

花はどこに行っても平和のシンボルだな。

友人宅コラージュ

苗木城址の観光

TVで見ていつか行きたいなと思っていた苗木城址。 折悪しく雨が振ってきたこともあって苗木遠山資料館にお邪魔する。 苗木城模型はよく出来ていて、映画のひとコマのように気持ちが入り込んで 城の中を歩き回っているような感覚になる。

苗木城址コラージュ

雨が小休止したので城址へ登る。 「途中までお車でいけますよ」のお言葉に従ったが、 どうやら駐車場を間違ったみたいで 「今度来るときは大丈夫」とか。

上がっていくに従い、急峻な崖に驚く。 目が眩むとはこのことだ。 こんなところに資材をよく運んだものだなあ。 しかし眺めはさすがに見通しよく、山城の利点が遺憾なく感じられる。 木曽川の流れ、中津川の市街など、物見としては最高だ。

天守台の展望台は清水の舞台のような感じで建てられていて、 足元を見るのが怖い。 高所恐怖症だったのかなあ、僕は。

てっぺんに届いた頃に再び雨が降ってきて 下りで滑るのが怖くて腰が引けた。 これから上がる人とすれ違ったりしながら退散した。

友人による解説です

この辺りは昔の国境となる処なので 友人の解説を引用する。

中津川を過ぎると山と川が険しくなり、
落合宿と馬篭宿の間に
「是より北 木曽路」
奈良井と塩尻の中間に
「是より南 木曽路」
の石碑が有り、この間を木曽路と言い、
今回は木曽路を車で走破した事にもなります。

道の駅”賤母”

”賤母”は”しずも”と読む。 由来は清水が湧いていたことらしいのだが 現代にこの字面は誤解されやすいなあ。

ググってもよくわからないのだ。当て字なんだと思う。

見物のついでに食堂で。。。何食べたんだっけか? 忘却は年寄りのお友達。

19号線に雨が降り続いています。

道の駅の食堂から

なんと道の駅の傍には”東山魁夷 心の旅路館”があって 版画作品常設展示館なんだそうだ。 折角なので拝見いたしました。

静謐な館内は彼独特な色彩に溢れていて見応え充分です。

しかし昨日今日の感動のせいか心が一杯で感動が入ってこない。 いや今少し湧いてこない。 すみません東山さん。

道の駅”木曽市場”

移動途中で道の駅”木曽市場”に寄ってまたもやお土産購入。 ”りんご乙女”、”くるみゆべし”、”そばかりんとう”など。

道の駅

奈良井宿で観光

「時間があるから奈良井宿にでも」と言う友人のお言葉に従って 奈良井宿を観光する。

奈良井宿コラージュ

木曽と言えば馬籠宿が有名だが、奈良井宿は観光客もまばらで 落ち着いた感じのするところだった。 雨の中をゆっくりと歩いていくと何とも良い感じ。 宿泊施設もあるので今度は泊まってみようかなどと思わせる。

友人が後日送ってくれた動画はビニール傘に雨が当たる音で ドキュメンタリーな雰囲気だった。 狙っていたのなら大成功だね。

奈良井宿から木曽川方面に外れたところに”カフェ深山”がある。 この辺では比較的に新しいお店らしいが、 とても雰囲気が良いのでお勧めする。 主人は女性のようで珈琲のお盆に野草の花が添えられていたりする。

深山のコーヒー

塩尻まで行こうの件

「塩尻であずさが一番簡単だよ」との友人のお言葉に甘えて、もう一息送ってもらうことに。

車は長野県へ走り出す。え、結構近いもんだね。

塩尻から帰路

塩尻駅

流石に疲れている。家では生協を取り込んでくれた娘が待ってることだろう。

乗ったのは”あずさ号”だ新宿へ向かうあずさ号だなどと考えていると、 この電車は千葉行きとのアナウンス。うっかり眠っていらんない。

新宿到着。トイレに行ってから山手線で帰宅。

戸越銀座の通りで軍属らしい黒人に声をかけられる。 「アーミーしてますか?かっこいいね。」 手にぶら下げているのはエアーフォースのヘルメットバッグだったかららしい。 「ヤー。ヘルメットバッグ、ナイス」なんて片言でグッドラック。

「只今。生協取り込みありがとう」帰宅した。