2022-04-25 一汁一菜の生活設計
遅まきながら土井善晴先生の著書「一汁一菜でよいという提案」を拝見しました。 引越して自分の生活を考え直している僕にとっては、素晴らしいタイミングでした。 以前からこの本の噂は聞いていて、先入観を持ってしまっていました。 この本の懐の深さをもっと早く理解していたなら、 多分僕の引越しはもっと早かったでしょう。 尤も初版は令和3年11月1日発行ですので、 そんなに遅いわけではありません。
本のご紹介:土井善晴著「一汁一菜でよいという提案」新調文庫

最近引っ越したんです
東京都立川市と東大和市の境目あたりで暮らし始めました。 玉川用水まで100mという場所です。
山、湖、川、用水、街、公園が周り中にあります。 行きつけのカフェも出来ました。
食事について考えていました
新しい生活を始めるに当たっては、食事が基本です。 どんな風に食事していこうか考えながら、もう1月経っていました。
事情があってIHコンロを導入して、 使い方をあれこれ試している際でした。
この本が眼に入ったのです。 調理器具と料理を考え直している際に、 眼に入ってくるのはただ事ではありますまい。
何故か紀伊国屋本店で購入した次第。
リンク:Amazon.co.jp: 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫) eBook : 土井善晴: 本
一汁一菜を実践してみよう
最近はこんな具合の食事を摂っています。 勿論、(帰ってきた)チキンタツタを食べたりもしてますよ。 楽しみは必要ですので。
朝と夜がこんな具合だと安心していられます。 昼は遊んでもいいやと。 夜遊んでも良いんですがね。
引用させて下さい
この本の真髄のところが194ページからあります。 引用させて頂きます。
引用:土井善晴著「一汁一菜でよいという提案」新調文庫
和食の一汁一菜を
食事のスタイルとして、
家庭料理を作って下さい。
汁飯香なら、作れます。
きれいに整えて
慎ましく暮せば、
心身は敏感になって、
かつ、穏やかになります。
余裕のある日には、
季節のおかずを、作って下さい。
料理する幸せがわかるでしょう。
食べる人の笑顔が見られます。
ときには、
お客さんを招いて下さい。
おいしい肴を用意して、
器を選んで、盛りつけて下さい。
互いにもてなし、
楽しむ場を、作って下さい。
そうすることが
和の食文化を守り、
子どもたちに伝え残すことになると思います。
食事で生活を設計できるなんて、 素晴らしい視点ではないでしょうか。 大胆な土井善晴先生のご提案、 噛み締めて生きたいと思います。